11.1 児童虐待防止推進月間フォーラム

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札幌で開催された児童虐待防止フォーラムに参加してきました。


冒頭、上田市長があいさつの中で、札幌市で女性が8年間監禁状態におかれていた事件について触れ、生命、身体、自由、財産を守ることが公務員である自分たちの使命であり、その優先順位を忘れることなく職務に臨むということを繰り返し強調していました。

なぜもっと早くに対応できなかったのかという点などはあるにしても、報道されてから間を置かずに、自らの言葉で市民に対して説明を行っていくという姿勢は誠実だと思います。

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4人のパネリストからの報告の後、札幌学院大の松本伊智朗さんがコーディネーターとして、議論が深められました。


北大大学院、こども発達臨床センターの田中康雄さんからは、

虐待が生まれるときには、子どもと向き合っている親も追いつめられている。
子どもだけを救えばよいのではなく、親も同時に支えなくてはならないということ。
虐待を受けたことと発達障がいとの関連性などをお話され、未来を変えるのは、教育の力、社会的な支援が必要。

というご報告でした。


山梨県立大学の西澤哲さんからは、

施設での養育から里親、養子縁組へという世界的な流れ、そして治療的養育への歴史的経過などの説明と、子どもたちにとって必要なのは、一時の治療やカウンセリングだけでなく、土台となる日常的な安全感・安心感であるというお話でした。


札幌市の児童相談所職員である久津間さんからは、札幌での実態と連携の体制、

主催者でもある興正子ども家庭支援センターの秦さんからは施設側から見た実態などが報告されました。

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西澤さんからは、子どもや家庭にかける費用がヨーロッパと比較すると1/4でしかないというお話もありましたが、国や自治体の予算のあり方を抜本的に変える必要があると思います。

今の政府が行っている構造改革は、ただ規制を緩和したり、組織の形を変えたりしているだけに見えてしまうのですが、目指すべきゴールとその形をもっと広く伝えることが必要で、安心して暮らせる社会を築くために、社会保障にはこれだけの枠を、教育にはこれだけの枠を作ることを目指すという長期の目標は必要なのだと思います。


実態を伺っていると、体制が整ったことによって、認知される件数は劇的に増えているようです。恵庭ではブックスタートなどの取組みがあるにせよ、転入されてくる家庭もあり、同じ北海道内である以上、見えてきていないものが存在する可能性はあります。

虐待を受ける子どもたちがゼロになるためには、ひとつのまちだけでなく、すべてのまちで私たちができることに力を尽くしていく必要があります。

ーー
主催/興正こども家庭支援センター
   札幌市児童養護施設協議会
共済/札幌市
   財団法人資生堂社会福祉事業財団

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プロフィール

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柏野 大介
(かしわの だいすけ)

大学を卒業後、2度の就職と合計約2年の旅行を通して、常識や慣習といった言葉に囚われない道を模索し続けています。
外に出たことで、日本、北海道への愛着はさらに強いものとなりました。

2007年4月、恵庭市議会議員当選。
2009年12月、北海道議会議員選挙に挑み落選。
市民とともに創る自治の確立のため、「見える北海道」の実現を目指し活動中。

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