和光小学校の増築問題を考える集い

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和光小の増築問題を考える市民集会に出席してきました。
70名もの参加があったそうで、この問題に対する関心の高さがうかがえます。

初めに保護者、地域の方、議員からお話をしたのですが、この部分の時間が延びてしまい、会場からのご意見や質疑応答、討論など意見交換の部分が少し短くなってしまいました。

保護者の方からは現状の問題点を具体的事例と合わせて、地域の方は元教員という経験も交えた子どもたちの安全という視点、議員はそれぞれの視点からの発言となりました。


私からは、2月の増築方針発表時にみなさんの意思を確認する手続が不十分であったことをお詫びしたのち、恵庭の将来の人口見通しは道内他市と比べると明るいものであることと将来の高齢化時代を支える基盤としても、小学校を中心としたコミュニティが必要だということをお話させていただきました。

人口統計の参考にしたのは、国立社会保障・人口問題研究所の推計と
http://www.ipss.go.jp/恵庭市の人口動態http://www.city.eniwa.hokkaido.jp/www/genre/0000000000000/1211175161501/index.html
です。

発言メモにも少し触れていますが、市内で和光小分離についてのお話をし、ご意見を伺っていると、財政問題を主な理由として、慎重なご意見もよく耳にします。

こうした声のひとつひとつに答え、ご理解をいただき、その必要性が全市的に認められるような、そんな動きに広げていきたいと考えています。

以下、用意していた発言メモ

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私は、今年の3月議会のあとに開催された何度かの増設の説明会などに出席し、その場のやり取りを聞く中で、第2和光小学校の分離新設に対するみなさんのご意見を十分にはくみ取れていなかったということを強く感じました。
それ以降、和光小校区外の方も含めて、和光第2小学校は新設分離をすべきという立場でお話をし、またご意見を伺ってきました。

単純な誤解も含めて、全市的には新設分離に対しての合意ができているとは言えない状況です。
その中で、市長の決定を覆していくことは容易なことではありません。他の地域や小さな子どものいる世帯だけにとどまらず、理解を広げていくためには、一面的な非難とならないような運動となることを望んでいます。

こうした前提に立ち、いくつかお話をしたいと思います。

まず1点目は恵庭市の将来人口の推計です。
2003年12月の推計では、2020年71000人をピークに人口は減少に転じ、2030年には70000人を切る水準となることが予想されています。(2000年を基準とすると107という指数になります。)
北海道全体では、人口のピークはすでに超えており、2030年には指数で83まで減少します。

北海道の年少人口で見たときには、2000年に対して2030年には60まで減ります。実に4割も減ってしまう。札幌市でも73、函館や室蘭、釧路、登別では40台です。

そんな中で恵庭では79という道内の市では2番目に高い水準を維持することが予測されています。実数で言えば、2000年に10600人いた14歳以下の子どもが2030年には8400人となるという推計です。

人口が減っていくことは間違いない。
でも、道内の他の町とは違って、一気に4割〜5割といった減少ではない。

一方で老年人口(65歳以上)の人口は2倍以上、実数で9300人だったものが2万人以上になる。

生産年齢人口も減少していく中で、こうした人口構成の変化に対応していくにはますます地域の結びつきが必要となる。
そのときに、今の学校区では対応できるのか、子育てにしても、福祉にしても顔の見える距離、学校区を基礎的な単位として行うべきで、それには今の恵小や和光のような長細い区域は適切ではなく、
短期的には和光の分離であっても、将来的には黄金地域の核となる小学校であるべきだと考えている。

このためには、黄金北や中央から恵庭小に通う地域の方の理解も必要だ。


次に、子ども全体が減っていくという話。
先ほどいったように、子どもの数が1万人から8000人に減るということは当然小学生の数も減る。推計通りであれば、今4200人ほどの小学生が3300人程度になる。

現時点で、言及することが適切かわからないが、先ほど述べた地域的要因を考えても、区域内の人口を考えても、将来的には恵み野の統合ということは考えやすいのではないかと思っている。

一増一減で学校数が8になるとすれば、松恵を除いた7校の平均児童数は470人で、同じく松恵を除いた現行の590人と比べて2割の減少にとどまる。

各校で空き教室が発生することが予想されるが、この部分は今若草で行われているように、学校内に学童クラブを設置することが考えられる。
今は逆に空き教室がないことで、そうした取り組みができず、近くに運動場のない学童クラブがいくつもある。
また、恵み野や島松のようにコミュニティスクールを実施する上でも、学校施設が活用できるし、将来の少人数学級にも対応ができる。

財政面については、4大事業の中でもっとも優先順位の高い和光を実現することを主眼に組み立てるべきです。他の開発は行う一方で、小学校ができないというのでは、納得ができない。

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コメント(5)

TITLE: 明快なお話し
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予想以上の盛り上がりでした。柏野さんのご発言、データに基づく冷静な内容だったと思います。ご指摘のように全市的な風を起こす必要があります。そうした意味において、この集いの盛況は、その風を起こす目となりうることを示唆していたように思います。リベラリストとしても、注目して行きたいと思います。9月議会を控えた多忙な時期。他にはない持ち味をもつ柏野さんに大きな期待を寄せています(←本心)。

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小学校新設に反対又は消極的な意見のある人たちは、
予算が限られているから等と言っていますが、
「市内の他の小学校において、児童数が減っている所もあるのだから
現在は児童数が増加しているが
その後は、児童数が減少していくのがわかっているから
その間、増築で対応できるのであればその方がいい。
20億円かけて新設するのはもったいない」
という考え方なのではないでしょうか?

極論になってしまいますが、
「どうせ、いつかは児童数が減少していくのだから黄金地区に小学校を新設しない」
と言うのであれば、どんな場所にも小学校は建設されないことになるし、
「既存の小学校も、どうせ児童数が減少するのだから建設しなくてもよかったのでは・・・」
いうことになるのではないでしょうか?

狭い校舎へぎゅうぎゅうに詰め込み、安全は二の次で遠くても歩いて通学させ、
児童数が減るのを待つ。
果たして小学校とは一体誰のために、何のために作られる物なのでしょう?
市の財政についてあえこれ考えすぎて、
これからの社会を担っていく子供たちの姿が見えなくなっているのではないでしょうか。
児童数が増えすぎて教室が足りず増築では対応できていない現状であれば
小学校はやはり新設されるべきなのではないでしょうか?

「初等教育を平等に受けられる場所を作らなければならない」と
市長や教育委員会の方々は言っていますが
増築することでその場を確保できると言うのであれば
きちんと保護者が納得するまで説明するべきだし
その説明が納得できるものであれば
保護者も「新築してください」とは言わないのではないでしょうか?
今までの説明会の内容からでは
「増築で対応できる」とは到底思えません。
「第二和光小新設」ということ声は
けっして、黄金地区に住む保護者の「わがまま」というわけではないのです。
児童数が減少した後に空き教室が出来てしまうと言うのであれば
柏野さんが提案しているようにコミュニティとして開放すればいいし
有効活用はいくらでも出来ると思います。

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>「どうせ、いつかは児童数が減少していくのだから黄金地区に小学校を新設しない」
>と言うのであれば、どんな場所にも小学校は建設されないことになるし、
>「既存の小学校も、どうせ児童数が減少するのだから建設しなくてもよかったのでは・・・」
>いうことになるのではないでしょうか?


当日お話したとおり、恵庭の減少は緩やかで、2000年比で79%までの減少です。
一方で、人口規模は違うとはいえ、苫小牧市では2030年には年少人口が2000年に
比べて63%まで減少するという推計が出ています。

児童数の増加が特定の地区で偏りがあるとしても、それでも苫小牧は2002年に
沼ノ端小から拓勇小を分離し、さらに2007年には拓勇小からウトナイ小を分離
新設しています。

学校ができれば、今の推計以上に児童は増えるでしょうし、学校ができなければ
失望から現在の推計値に収まる可能性はあります。
でもそれなら何のために区画整理を行ったのでしょう。

大規模開発をやれば一時の固定資産税は入るかもしれません。
しかし、住民が住み続けたいというまちでなければ、それは長続きするはずが
ありません。

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>それでも苫小牧は2002年に
>沼ノ端小から拓勇小を分離し、さらに2007年には拓勇小から
>ウトナイ小を分離 新設しています。
このことは知りませんでした、苫小牧も財政的に潤っているとは
思えないのでやはり、子供に対する考え方、
教育のあり方に対する考え方がはっきり出ているように思います。

>学校ができれば、今の推計以上に児童は増えるでしょうし、
>学校ができなければ
>失望から現在の推計値に収まる可能性はあります。
>でもそれなら何のために区画整理を行ったのでしょう。
全くその通りだと思います。
小学校すら建ててもらえないのに、恵庭市に税金を払って住み続けたいとは思いません。

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苫小牧市では新築に反対の立場の方もいたようです。

ただ、そこは地域ごとの人口の偏りや将来推計で子どもの数が63%まで減るという状況
ですから恵庭とは少し違う部分もあると思います。

私の主観的な印象ですが、苫小牧は、3年前の恵庭の状況のときにそのまま建てたと
いう感じではないでしょうか。
「増築」=新築ではない、ように
「通学区域の変更」も新築しないことに大きな影響を与えています。

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プロフィール

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柏野 大介
(かしわの だいすけ)

大学を卒業後、2度の就職と合計約2年の旅行を通して、常識や慣習といった言葉に囚われない道を模索し続けています。
外に出たことで、日本、北海道への愛着はさらに強いものとなりました。

2007年4月、恵庭市議会議員当選。
2009年12月、北海道議会議員選挙に挑み落選。
市民とともに創る自治の確立のため、「見える北海道」の実現を目指し活動中。

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